えみぱんだの【RECREATE-CAREER】

起業・転職・複業を経験したえみぱんだがキャリアのデザイン、再創造について公開するブログです!

BtoC企業 vs BtoB企業 メリデメまとめ

僕はこれまでのキャリアの中で、BtoC企業とBtoB企業の両方を経験しています。

両方の主なメリットとデメリットをまとめたいと思います。

新卒で就職活動中の方、また今現在転職を検討している方へ、僕の実体験としてひとつの判断材料になればと思います。

 

■BtoC企業のメリット

ブランドの認知度が高い・・・これは中堅~大手企業において顕著ですが、ブランドの認知度が非常に高い、という傾向にあります。

それはなぜかというと、BtoC企業の商品は一般消費者向けなので「知ってもらってなんぼ」の世界であるためです。

つまり広告をバンバン打ち、メディアへの露出も積極的に行うことで、誰もが知っているブランド・企業となるのです。

実際に就活生へ対し調査されている人気企業ランキングでは、誰もが聞いたことのあるBtoC企業が毎年上位にランキングされています。

問題は、学生からの人気と、実際に働く環境や仕事のやりがい、待遇などがリンクしているかどうかでしょうか。

 

■BtoC企業のデメリット

いろんな客がいる・・・僕が転職活動で小売り業界の最大手企業の面接に臨んだ際、人事部長にこう言われました。

「うちは残念ながら客を選べない。犬が来てもドアが開く」

犬のくだりは半分冗談だったと思いますが、僕が新卒で入社した企業もBtoC企業でとてつもないクレーマーが来店することもあり、妙に共感してしまいました。

BtoC企業は大きくなればなるほど、社会のインフラのようになってしまう傾向にあるため、ある程度仕方のないことなのかもしれません。

内定をいただくことはできましたが、結局その会社は辞退をしました。

シフト制勤務が多い・・・BtoC企業はインフラ化してしまう傾向にあるため、必然的にシフト制勤務が多くなりがちです。

土日出勤だけならともかく、最悪の場合24時間、365日営業の業態もあります。

不定期な勤務体制は健康に悪影響を及ぼすとも言われています。

しかし僕が365日営業のBtoC企業に勤めていて一番しんどかったのは、何より「休みの日でも心まで休まることはない」ということでした。

いつ鳴るかわからない会社から渡された携帯電話、親の死に目に会えれば幸運という社風。

シフト制勤務には体はすぐに慣れましたが、心は気づかないうちにじわりじわりと削られていました。

 

■BtoB企業のメリット

土日祝休みの確率が高い・・・顧客が法人ということもあり、やはり土日祝が休みという会社が多い傾向にあります。

僕がBtoC企業に勤めていた頃は「シフト制だから平日休みでどこに行くにも空いてるし、旅行も安い!」などと、ある意味合理化していましたが、やはり毎週最低でも2連休であること、年末年始・ゴールデンウイーク・お盆・シルバーウイークなど、年数回の大型連休はとてもありがたいものです。

規模の大きな仕事ができる・・・家の販売、車の販売などをごく一部を除けば、個人を相手にした仕事で数百万円、数千万円の仕事はなかなかないものです。

一方BtoB企業では法人を相手にした商売ですので、何千万円、時には億単位の商談も決して珍しいものではありません。

規模が大きくダイナミックな仕事はBtoB企業ならではだと思います。

 

■BtoB企業のデメリット

知名度が低い傾向にある・・・BtoC企業が「知ってもらってなんぼ」であるのに対し、BtoB企業は「知る人ぞ知る」であることが多い傾向にあります。

万人向け、大衆向けのサービスを扱っているわけでもなく、コマーシャルを流しているわけでもないので、業界トップの企業であっても、一般の方の反応は「どこそれ?なんの会社?」となることがままあります。

 

以上、BtoC企業、BtoB企業のメリットとデメリットについてまとめました。

結局働くうえでどちらがいいのか?については個人の仕事観によるものが大きいと思います。

新卒採用時にはBtoB企業への興味、情報がないままにBtoC企業へ就職してしまったので、今となってはもったいなかったな、と少しだけ思います。

ぜひこれらの情報を参考にし、悔いのない就職活動・転職活動を行ってください。