転職に資格は必要か? 有効か?
今回は転職に資格は必要か? また持っていると有利になるのか?ということについてお話ししたいと思います。
僕が転職活動をしての実感値となりますが、転職に資格は「不要」だと感じています。
僕はエージェントに登録して求人票を約5,000枚ほど見ましたが、その中で特定の資格が応募条件になっている求人はほぼありませんでした(営業職などで要普通免許などは除く)。
僕自身は国家資格をいくつか持っていますが、履歴書やエントリーシートには書きませんでした。
その理由は持っていた資格がそれまでの業界でしか評価されないものだとわかっていたからです。
転職するにあたっては働く業界を大きく変えたいと思っていたため、履歴書やエントリーシート・面接などではこれまでのキャリアに加え業界にとらわれないポータブルスキルを中心にアピールをしました。
また利用していた転職エージェントからも、応募する求人に関係のない資格をアピールしても無駄、むしろ逆効果というアドバイスをされました。
実際に選考を受けてみても、やはり保有資格よりも実務経験やポテンシャル、今後の伸びしろや人となりを評価されると感じました。
とはいえ資格が全くの無駄であるのかといえば、そういうわけでもないと思っています。
その資格を取得しようと考えた理由や思い、取得までの過程、ストーリーを論理的に伝えることができればアピールすることができます。その一連のストーリーがあなたの「キャリアそのもの」となっているからです。
余談ですが、僕は転職後とある資格の取得のため勉強を始めました。
理由としてはその業界でその資格を持っていると箔がつく、年収含め社内での評価が高まるからです。
もちろん業務遂行のうえで役立つということもあります。
闇雲に資格取得に走るのではなく、明確な目標を持ったうえでの資格取得ならば貴重な時間を使う価値はあると思っています。
結論としてまとめると、
転職活動のために資格を取る必要はない。その時間は自分のストーリー・キャリアをより上手に伝えるための準備の時間として使った方が有効である。
ということになります。